★小学6年【算数】:当塾の2学期からの主な授業内容・今年度の指導方針の一例について

 

★小学6年【算数】:当塾の2学期からの主な授業内容・今年度の指導方針の一例について

まず1学期の復習事項から理解度をチェックの上、文字と式・面積と体積・比・拡大図と縮小図・比例と反比例・速さ・場合の数・データの調べ方・割合・グラフや表の問題・速さの利用などの学習項目を順に進める予定である。

特に今年度は、これらの小6の範囲にとどまらないで、中学での数学との関連を重視する。

紙幅の関係で、ここでは、2点だけに絞ってみる。

文字と式においては、中1においてもその理解において個人差が大きいところである。それは当然小6においても同様である。具体的な数字から抽象的な文字になると生徒にとってなかなかすんなり理解できないというのもある意味では、当たり前といえる。そこで数字から文字にしだいに置き換えてゆき、じっくり時間をかけ、文字を使うメリットや意味をしっかりと生徒にわからせたい。このことが、後の中1における文字式や方程式の立式の仕方に役立つのである。

次は、比例と反比例である。比例と反比例は、それぞれに扱うことはそれなりに意味のあることであるが、ややもすると生徒にとって、ともなって変わる量はそれらだけというふうに思い込んでしまう可能性も在り得る。

今年度は、ともなって変わる量を広い観点からいろいろ生徒に考えさえ、どんなものがあるか問うてみたい。そのことにより、深入りはせずとも、関数概念の基礎について触れる予定である。そして伴って変わる量が比例や反比例だけでないことをわからせたい。つまり関数の一部に比例や反比例があることを生徒にとらえさせたい。そして、比例の特徴や反比例の特徴を表・式・グラフの点から総合的に理解させたい。はじめに、できるだけ広い観点からとらえさせたいのは、中2で一次関数が中3でy=ax²の関数が出てくるからである。