◆中3クラスへのお知らせ!(塾生・保護者対象)

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【志望校判定模試について】

会場で受けるものなどにおいても、何種類かあるようです。入試を想定し、どれも似たような形式で出題されていますが、問題によっては出題のあり方や難易度に微妙に違いがあるケースも見受けられます。

また、受験(検)者数の母集団の大きさも違いがあります。

それらにおいて、その結果である合格の可能性だけにあまり一喜一憂するのではなく、むしろ、返ってきた答案のどの教科のどの分野があやふやであったかを冷静に分析し、しっかり確認してその分野を徹底的に復習する必要があります。

難易度別問題が欲しかったり、その分野の解説が聞きたい場合は遠慮なく言ってください。

どの教科もその点は共通していますが、特に【理科】や【社会】においては、かなり広範な範囲にわたっているので、志望校合格には少なからず影響を与えると考えられます。

試しに、模試で弱いと判定された内容のごくごく基本的な問題を作成し、やらせてみると、なるほど完璧とはいえませんでした。

学校の二学期の期末テストまでは、決められた範囲の中でやってきた勉強に慣れているようですが、入試合格のためには、体系的な学習がどうしても必要になってきます。

たとえば、白い大きな紙に教科別に中学3年間に学習した項目だけでも何にも見ないで書いてみます。

それだけでも各教科のどこの範囲の何の項目が頭に入っていないかが一目瞭然になります。

つまり書けない項目が学習が定着していない箇所なのです。

そこを探して、基礎から徹底的にやり直す。

入試まで無制限に時間があるのなら、のんびりやっていてもなんら問題がないわけですが、たとえ5教科をやらねばならないとすると、「どこをどうやるか」、そして「その箇所にかけられる時間はどのくらいか」ということが合格にとって非常に大切になってきます。

分かり切っているところに時間をかけすぎるのはどうかと思います。

また、反対に入試問題でまったくチンプンカンプンなところにだけに闘志を燃やし、ウンウン唸るのもいかにも受検(験)生らしく人目にはかっこよく見えるようかもしれませんが、その分の時間を「少しだけわかっていないところ」にかけるとすれば、無駄な時間を浪費することをせず着実に得点箇所を増やしていくことができるというものです。

大好きなお菓子を食べたり、かわいいペットの頭をなぜたり、好きなことを楽しむ気分転換だって十分できるのです。(※もっとも入試で一問も間違えず、すべての教科で満点をとるのを目標にする場合は別ですが…)

それから、来年にかけて「焦りだす」ということも想定しなければならなりません。そうなるというと勉強が思うように身が入らなくなります。いわゆるスランプと呼ばれるものです。

でも、安心して下さい。

焦るのは自分だけではありません。

1月に学校が始まると焦った顔をひとつせず、他人が余裕そうにニコニコして、うらやましく思い、ますます焦ってしまうかもしれません。でも、その人は必ずしも家でもそうとは限りません。

焦りの極値かもわからないのです。だって家での顔は見えないのですから。

話は模試のことから、だいぶ脱線しまっけれど、繰り返しになりますが模試の結果の合格の可能性のパーセントにだけ、ニヤニヤしているのではなく、弱い分野の徹底的なやり直しの方が個人的には有効な気がします。

ただ、大勢の中で会場模試を受けることによって本番の入試では人にのまれることがなく、その雰囲気に慣れることの意義は大いにあると思われます。