
#【お知らせ】体系的学習の指導とその評価のあり方について思う。
うちに通っている厚木市の公立中学校(※厚木市のすべて中学の様子は確認したわけではないが…)は2、3年前から、範囲の狭い単元テストや小テストの実施の比重が増えてきて、それとは反対に定期テスト実施の比重が減ってきているようだ。
定期テストに対して、この単元テスト、確認テスト、小テストの実施の増加の状況は、細かく学習項目の理解度を教師が確認して、次の授業に活かす上には、確かに役立つという面では、寄与すると考えられるが、ただ問題点もあるような気がする。
これは、現在では多少変わってきたが、2年ほど前は定期テストをなくして、単元テストを中心にした学校は、各教科の極めて頻繁な単元テストや小テストのせいで、果たして十分な授業時間が取れているのかと言う点である。これは何年か前に指摘したところである。当時、学校間でかなりの進度差が出て来た点からも分かる。
これは、以前の私の指摘であるが、今日、定期テストはやるとしても単元テストの狭い範囲で評価に影響を与えるという生徒の意識が上がってきているせいかどうかは、正確には分からぬが、単元テストで、満点さえ取れば良いという意識があるのではという気がする。
だから、ほぼ単元テストや小テストでは満点をとる生徒が、定期テストでそのやった範囲のまとめである定期テストが必ずしも満点を取れないケースも出てきている。
もちろん振り返り学習も大切であるが、小間切れのテストで実力がつくとは限らない。
特に学年末テスト・模擬テスト・ましてや高校入試においては、どの教科もある程度の体系的な学習も必要なのである。類題を数多くやるだけではなく、その前に学習の根底事項つまり教師側が立てた目標をきちんと理解させねばならぬ。テストの点だけを上げるためには、類題をパターン化しいくつも解けば、それなりの点は取れるが、果たしてそれで、真の意味の理解ができるのか?
各学期、各学年の学習項目で系統的な繋がりのあるのは教科書や教師用指導マニュアルなどを見ても直ぐに分かることである。
それに学校のテストの返却されたものの中から質問を受け、こちらが解説・解答する関係で、当然問題をこちらで見るわけであるが、評価の観点はどこの学校でも記載されるようになってきたが、果たしてその問題がその評価の観点に合致したものであるかという見方で見ると果たして如何なものか?と疑問を持つのは私だけであろうか?
ここでは中学に限定したとしても、各教科の広範な視野で体系的・系統的指導の重要性は今日の教師の心構えとして私自身も含めて留意する必要をますます感じるのである。
令和8年 10月3日
西浜セミナー塾長 寺島英樹
