★「この時期、案外大切なこと‼」[塾生対象]
特に【中学部】およぴ【小6】については、当塾では新年度を想定した予習を中心とする先取り学習を実施している面もあり、一生懸命ついていこうとする熱心な姿勢には頭が下がる思いもするのであるが、その前に一つ考えてほしいことがある。
それは、各学年のそれぞれの教科の広範にわたる復習の重要性である。
先取り学習も確かに有効な面もあり、たしかに単独にまったく新しいことを学ぶ項目も中にはあるが、その学習内容とて前段階の基礎的事項の十分な理解の上に成り立っているのである。
したがって、学年末テストを終えた今だからこそ、入塾して間もないクラスによっては、予習のみならず、あやふやな苦手な箇所にあえてもどって指導しているのである。
しかし、すべて「おんぶにだっこ」のような「受け身の姿勢」では、伸びていくものも、なかなか伸びていくとは言い難いと私は考えている。
自分でどこが完全には理解されていないのか、あるいはどういったミスを度々おこしやすいのかなどを自分自身で客観的に拾い出せる力も身につけてほしい。
もちろん、こちらに聞きたいことが、あれば、今まで通りどんどん聞いてほしい。
ただ聞いてわかったような気になって終わりにするのではなく、徹底的にその問題を繰り返し解き、練習をすることを面倒くさがっては、いけないのである。
その意味で、この時期は各学年で学習した内容項目を体系的にふりかえっておく必要があろうかと思う。
教科書のまとめの問題を解いてみるのもよし、重要事項を学校のノートやプリントなどからまとめてみるのもよし、とにかく本人の自分なりのやり方で工夫してやってみるのも案外、重要なことである。
これは、主に、家庭学習のことである。
例年見ているのだが、これをやったかやらないかは4月の新学期からの学習に大きく影響するのである。
とにかく、さらに、自学の癖をつけていくのも大切なことである。
自分の家での勉強のやり方等、聞きたいことがある生徒は、遠慮なくたずねてほしい。
ただし、自分は今までは、こうやっているのに効果が上がらないとかという何かしらやったことを具体的に言ってもらえなければ、こちらも困ってしまうのである。
お小言になってしまったが、ぜひとも、終わったことだと思わないで、もう一度復習をバカにせず、今日からでも自分自身でもう一度やり直してみることを推奨したい。