★中3県立コース受講者へのお知らせ(昨日の受講者対象)
昨日の授業を終えて
【国語】
漢字や文法の問題は、これまでの講習を含めた授業の中でやったのですが、できなかったところ、特に文法では、品詞の区別がしっかりできるように再度整理して、すべて頭に入れておいて下さい。(一つの判別方法は示しておいたはずです。)
小説文においては、書き出しのあらすじがまとめて書いてあるところも飛ばさずしっかり読むこと。これまでの主人公とまわりの登場人物との関係やこれまでの状況を把握することで本文を読む上でのヒントになる。作者の表現技法にも気をつけ、それは、いったいどういうことを形容するために用いられているのかも考えながら読もう。きっちり文脈をおって、主人公の心情(気持ち)がどういう状況(場面)下でどのように変化したかを、作者の主人公の表情や態度などの描写から読み取ろう。
古文においては、徒然草から短いものを出題したが、まずはきちんと原文の意味をつかむこと。古文を訳す場合、中学で知っておくとよい最低限度の文法項目については、説明し、まとめたはずである。もう一度ノートを整理しておこう。決して、よく文を読まずに、すぐに、問題にとりかからないこと。まして選択問題だから適当にやればよいだなんてことは、もってのほかである。主語の省略がある場合はきちんとそれを補って読むこと。会話の箇所はどこからどこまでで、だれがだれに言ったことなのかということも常に考えながら読むこと。単語がわからない場合は本文の後ろに※注がついていることもあるので、それらを最大限に活用すること。昨日のような短い文なら、きちんと内容を読んで理解すれば、おのずと正解が出てくるはずである。
【数学】
昨日は放物線と直線の出てくるごく初歩的な入試問題を解説した。
まず、予備知識として、最低限、次のことは復習しておいてほしい。
[1]グラフから1次関数(比例も含む)の式が完全に求められるようにしておくこと。
どういう条件下で1次関数が決定するかをあらゆる場合に対して対処できるようにすること。(これは中2の学習内容である。)
[2]グラフから交点の座標を求められるようにしておくこと。
具体的には、直線と直線の場合(2つの式を連立させて解く[中2の範囲])
放物線と直線の場合([中3の範囲]1次関数の式と放物線の式を連立させると、二次方程式になる。2つ解が出てきたら、グラフの交点のどちらのx座標になるかを常に確認すること)
きのうやった問題はもう一枚プリントを渡したので完全に解けるようにしておいてもらいたい。
それ以降の問題は、三平方の定理を使った入試問題や相似の問題であり、すでに夏期講習では予習でやったところであるが、それについては次週までにやる必要はない。
ただし、左半分の神奈川県の入試問題の計算問題はすべてできなくてはいけない問題なので必ずやって提出してください。
[数学の次回の予定]
放物線と直線の入試問題をテーマ別に難易度を段階的に上げてゆき、解説を行う予定である。ただし、中3は早めに中間テストの範囲を発表する可能性があるので、県立コースの中間テスト対策授業に変更するかもしれない。学校の発表しだいではあるが、現在のところ【放物線の入試問題】か【中間テスト対策】かの2パターンを想定し、授業の準備をしているところである。生徒諸君もいくつか別の学校が来ているのでできるだけ早く範囲表を示して欲しい。
【英語】
県立コースでは、中1・中2・中3で学習すべきすべて文法事項の解説や基本問題の練習は終えている。
前回と今回の2回を使って総復習の文法・ごく簡単な英文の読解問題をテストし、定着の具合を確認した。
[1]主語の人称・単数か複数、時制が動詞に影響を与えるということ。
[2]5文型の語順に特に注意すること。
[3]中1〜中3の教科書に出てくる基本文は少なくともすべて言えて書けること。
[4]不規則変化動詞の変化は全部覚えておくこと。
[5]基本単語・熟語はマスターしておくこと。
[6]疑問文・否定文が作れるようにしておくこと。
これらは、イロハのイであるが、まだ完全だとは言えないようだ。しっかり復習しておいて欲しい。
これがわからないと、適語選択、語順整序、対話文、長文読解などの入試問題をいくら数をこなしても成果がでないといって良い。何事も基礎があったればこそである。この点によく注意して各自、目標をもって取り組んで下さい。
次回から、入試問題に的をしぼり、各テーマ別に演習を行い、英文理解の訓練をしたいと考えている。
前にも触れたが、中間テストや期末テストの形式は段々入試のような出題傾向が強くなる可能性があるので特に注意すること!