最近は随分変わったな!
ぼくが中学3年生だったとき、今みたいに学校説明会や高校の授業を体験したりすることは無かった気がするな。あんまりこんなことをいうと年がばれてしまうからある程度のところで、濁しておくけど……。
今では昔に比べて事前にいろいろな情報が分かっていて自分にあった高校が選択できて羨ましいな。
その意味では、何かと良い時代になったものだと思う。
でも、昔は事前に情報が分からない面もあっただけに、高校に入学してから、先生の特徴や校風がだんだんに分かってきたような気がする。
中学のときは高校のことをあまり知らないからこそ、初めての学校行事にびっくりしたり、先生や違う中学校からきた生徒たちの考え方に驚いたものだった。
もちろん、中学校の友達とはまったく違った友達もでき、考え方の違いや議論もあったなー。
高1のときは、正直言って、まるでカルチャーショックのまっただ中にいたといっても過言ではなかったような気がする。今ではそれも懐かしく思い出される。
事前にあれこれ情報をもつことは、将来の選択にとって何かと役には立つかもしれないが、その場に身をおいてこそ初めて分かることもあるのでは?
そういう、ゆったりとその環境に身をまかせる態度も必要なのでは…。
その当時は、ゆったりなどというわけにはいかず実は精一杯であったのかもしれないぞ!
これは、今だからこそ言えるのかもしれないな。
けれども、知らないところに実際に身をおいて初めて分かることもあると思うよ。