◆【中3・入試対策国語】(塾生対象)
昨日のクラスの授業では古文のやや長めの入試問題を取り上げましたね。
普段から授業で言っていることですが、中学では、高校の古文におけるように精緻で体系的な文法は学びません。
しかし、主語が省略されたりする場合があるため、動作主が問われる場合が多いです。また、単語についても現代で使われている意味と異なる意味のものも多々あります。すでに渡したプリントの中で主なものだけでもいいから、覚えてしまおう。
よく、模試などでは時間の関係で慌ててしまい、問題文から読んで本文を流し読みをし、感覚で適当にやってしまう生徒もいるかに中学校の国語の先生から聞いています。
でも、本文内容がきちんと理解されていなくては、問題が正しく解けるわけがありません。間違えるのは、正しく読み取らず自分流に勝手に解釈してしまうからです。たまたま答えが当たったぐらいでしたら、エンピツを転がした方がいいくらいです。(笑い😁)
少なくとも、4月からの県立コースの授業でやった最低限の文法(例えば、ほんのごく一例を挙げると「の・がの用法」「已然形+ば」の訳し方]「係り結び」等々)以前プリントで渡したものをもう一度よく復習しておこう。
まずは自分で本文はどんな内容が書いてあるか、何が言いたいのか?どこがおもしろいのか?などを味わって読むことも大切です。
あと、わからない言葉、訳しにくいところは、(注)に載っている場合もあるので、フルに利用しよう。(英語の長文問題と同様です。)
それから、昨日気づいたことですが、家で古文の問題をやる時は、必ず大きな声で音読してみよう。うまく音読できない箇所は意味もあやふやな場合もけっこうあります。(※ただし、入試本番では声を出してはいけませんよ。笑い😁)
また、会話文を抜き出す問題は、「曰く」から「〜と」書いてあるところに着目すること。
とにかく入試で説明文や小説文などはほとんどの生徒は解けるので、案外、古文が盲点になるということも大いに考えられます。
古文の具体的な問題をやる前に問題の本文はどんな内容が書いてあり、何を筆者がいいたいのか、またどこの部分が読んで面白いかということも常に自分でしっかり考えること。
急がば廻れです。焦らず、じっくり正確に読みとる癖をつけましよう。
次回以降、国語の時間に連続して古文を授業で取り上げるつもりです。
何か興味深いものをみつくろっておきますので楽しみにしていてください。
令和5年12月1日(金)PM.5:00