◆8月からでも教科書を復習に利用してみる⁈

◆8月からでも教科書を復習に利用してみる⁉

 

教科書内容がすべてわかっている生徒には、むしろその必要がなく、さらに発展的な内容に取り組むことが特に重要になってくるが、万が一、ざっと基本的な学習内容をふりかえる場合は、教科書を使ってみるのも案外、便利かもしれない。

ただし、最初から全部もれなくやるというとなると、かなり時間をとられることになり、たいへんなので、算数や数学でいえば、例題だけをノートに写してやってみるのである。そこには、解答が示されているので、チェックするのも簡単であり、それほど時間をかけずに、最低限の復習ができるのである。また中学生の英語で言えば、巻末の例文を全部書けるようにしておいたり、単語や熟語が怪しい場合は、重要なものだけに限定し覚えてみるのも一つの手である。理科や社会の場合も同様である。一日にできる量をよく考えて、自分なりに計画を立ててみる。(無理があれば計画を途中で変更すればよい。)

このように教科書を使って毎日少しずつ計画を立て、自分でやってみる姿勢も大切である。

明日から、8月であるが、夏休みはまだ3週間以上もあるのである。これを有効に使うならば、基本的事柄の大部分は自分で復習できるのである。基本的事項から少しずつでも身につけたいと考えている方がいるとすれば、自分一人でそんなに時間をかけずに復習になり、少しずつでも自信がつき、2学期からの授業もすんなり入っていけるようになるかもしれない。とにかく自分で目標を立て、自分からやる姿勢を身に付けていくことは遠回りのようでも後で気が付くと案外近道になっていることもあるかもしれない。とにかく当たり前のことだが、与えられたり、強制的にやらされた勉強ばかりだと自主性がなかなか育たない場合もあるかもしれないし、自分で工夫し、試行錯誤することこそ案外大切なことかもしれない。

何もやらないよりは、少なくとも、いろんな意味で学習内容が少しずつでも身に付き学習の好循環になるとは考えられないか?少なくとも自分の自信につながるのではないか?