◆中2基礎コース【数学】(塾生・保護者のみ対象)
昨日の授業のテーマは1次関数をやるにあたって【変域】について的をしぼり授業をすすめました。
そこで、どうしても関数とは何かということがわからないと変域についても漠然としかわからないと思い、Xの集合とYの集合の対応関係から関数について簡単に触れました。取り扱った関数は1年で学習した【比例】【反比例】、2年で学習する【1次関数】、3年で学習する【2次関数(ただし原点を通るもの)】です。そして、それぞれの例を上げてグラフを板書してみました。
関数ですので、その関数が決定するとxの変域が分かれば、それに伴って、当然yの変域が分かるのでその関連を表だけで機械的に、やらずに、実際にグラフを書いて確認することの意味をわかってもらいたかったからです。さすがに比例や1次関数でaの値が正ではなく負の場合、グラフが右下がりの直線になるので、xの変域の下限と上限がyの変域の大小関係といれかわるところはグラフで実際にわかったようですが、2次関数の放物線の場合でxの値が負の数から正の数の間で動くとき(つまりxの変域がそのような値の範囲内にあるとき)は、最大値あるいは最小値が0になるので1次関数の直線のようにxの変域の最小値と最大値がyのそれと必ずしも一致しないことを示したかったですが、少し時間が過ぎてしまったので十分説明できなかった感があるので、時間があるときこの点を詳しく補習をしようと思っているところです。
ここの2次関数の変域は2年の中間テストの範囲にはなりませんが、決められた関数においてはxの変域が決まればそれに伴い、yの変域も決まるので、それをグラフで可視的に確かめる重要性を示したかったのですが、どうも尻切れとんぼになってしまいました。
2次関数を取り上げたのは、決して中3の先取り学習の意味ではなく中学校の数学で取り扱う関数の変域の理解のために取り上げただけです。
ただ比例・反比例・1次関数についての変域についてはグラフをかく意味は分かってくれたようです。