◆中2Bクラス【数学】受講者へのお知らせ![塾生・保護者対象]
本日、学習した[連立方程式の利用(1)]の問題のうち「数の問題」に限って短い時間で来週、小テストを実施いたします。
テスト範囲は、塾教材のP.51の例題、確認問題4,P.54の4の問題をよく勉強しておくこと。
例題を再度挙げておきます。
■2けたの正の整数がある。この整数は、一の位の数の5倍より2大きい。また、十の位の数と一の位の数を入れかえてできる2けたの数は、もとの整数よりも36大きくなる。もとの整数を求めなさい。《※教育開発出版『Keyワーク(啓林)』P.51より引用》
《立式の手順》
まず、2けたの正の整数を文字を使ってどのように表すかを考えなくてはならない。
十の位の数をx、一の位の数をyとする。
すると、もとの正の整数は、どのように表せるか?
そう、10x+yとなる。
問題文によれば、これが一の位の数の5倍より2大きいので、
10x+y=5y+2となる。
これで一つの式ができたわけである。
さらに、十の位と一の位を数をいれかえてできる2けたの数は、10y+xとなる。
これが、もとの整数、すなわち10x+yより36大きいので、そのことを式で表すと
10y+x=10x+y+36
これで2つ目の式ができたのである。
これらを連立方程式にすればよい。
以下では授業中にやったことなのでここでは繰り返さない。
つまり、連立方程式の利用では、自分できちんと式を立てられるかが問題なのである。
※来週の小テストの注意事項を挙げておこう。
この例題の類題の中には、単に十の位の数と一の位の和が11などというものもある。この場合は、あろうはずはないと思うが、決して10x+yなどとやらないこと。x+y=11にするだけでいい。
つまり、よく問題文を丁寧に読み、順を追って地道にやる必要がある。そのためには、等しい関係を2つ見つけ、連立方程式を立てること。
これらのことに十分気を付けて、来週のテストにのぞんでください。