★中学校地理の説明の問題

 

★中学校地理の「説明」の問題

昨日の期末テスト対策で質問があった。

ザンビアとコートジボワールと南アフリカ共和国の輸出品目の帯グラフの統計資料として3つ出ている。

たしか、【「ザンビアとコートジボワール」と「南アフリカ共和国」の輸出品目の違いについて説明せよ。】という問題であった。

前者は「カカオ」などの原材料の一次産品や「金」や「銅」などの金属が中心であるのに対して、後者は自動車や機械などの製品が多いということについてふれればよいのであるが、中1にとっては、ちょっと解答についてどう書くべきか、迷ったようである。

学校でもグラフから現在のデータを読み取る力をつけさせたいものである。

以前のように、ただ単に地理は地形や気候や海流などの自然地理のみならず、一次産業・二次産業・三次産業・文化・人々の生活・場所・地域の暗記だけではなく、産業等の数字によるデータから現在の動向を正確に読み取っていくことがますます重要視され、動態的分析の視角をもつことが要求されることは確かであろう。

統計地理学の重要性がますます指摘される所以である。

その際、そのデータが持っている意味についても相手がわかるように表現し、説明できるような訓練も解答を導き出すためには特に大切である。

ただし、その際、その問題だけでなく、そのデータから導き出されたものに対して関連認識として、その背景としての構造的な理解も同時に必要である。

すなわち、このケースの場合、モノカルチャー経済の理解である。

何故モノカルチャー生産が行われるようになったか、の歴史的過程(植民地と宗主国の関係)とアジア・アフリカ独立の年以降も南北格差が起こってきた背景・この格差が産業構造のあり方に大きく影響することについても余裕があったなら触れたいものである。

地理は、いろいろな知識が総合されるので、学祭的傾向が強い教科である。

教科書の用語も中1にとってはかなり難しいと思われるので丁寧に指導したいものである。