◆中1基礎クラス【英語】について[塾生・保護者対象]
英語の学習については、もちろん英文法も英語の大切な柱の一つであるが、教科書の本文をきちんと大きな声で何回も音読して覚えてしまうこともとても大切なことである。
さらに2年の授業ではすでに行われていることだが、本文の全文を日本語から英文で正確に書けるようにしてしまうこともとても大切である。
しかし、これをいきなりやると、中1には、個人差があり、なかなかむずかしい生徒も出てくる。そこで単語や熟語を何回か書かせて少しずつ覚えさせ、2,3個づつでも覚えてからテストをしてみる。覚えたら、全部の範囲で再度やってみる。すると、覚えたはずのものが部分的に忘れているものもある。
その部分を取り出し、また覚えてから、教科書の本文を大声で言えるようにする。今日の授業では、時間の関係から声を出して覚えるのは、省いたが、本文を丸ごと一文ずつ何回も書いて覚える。そして、一文ずつテストしてみて、ぜんぶ覚えてから、もう一度全部まとめてテストをしてみる。前に単語や熟語を覚えているので、案外早く覚えられるのと単語・熟語を本文の中で再度書くことになるので、英文の中で覚えた単語や熟語の再確認ができるのである。ついでに、そこで学習すべき基本文も入っているので、英文法もマスターすることになる。
このように教科書を徹底的に学習した後、ワークの問題を解かせると、学習すべき文法以外の問題もよく解けることになるのである。
もっとも、教師によっては、そこで学習すべき文法の説明を先にやり、その種の文法問題に限定して生徒にきちんと理解させてから、その後に教科書の詳細な部分に入っていく指導法も十分考えられることであるが、上述したように教科書の英文自体を一字一句正確にすべて覚えさせる方法も問題で得点するために、案外有効な場合もあるのである。
そして、これらの勉強法は、家でも自分で毎日十分できることである。
本日の授業では、生徒諸君に英語の勉強の仕方の一つを示すために、前者のやり方を示し実践してもらった。自分のペースでやらせ、覚えたらテストをやらせ、こちらに個人的にもってこさせ、一人ひとりチェックした。案外自分で手を動かし、覚えていくうちに、自信がついていくようにも見えた。
次回は、今日授業中に示した本文の全文を日本文を見て、英語で書いてもらうテストを授業の最初に行い、提出してもらう。
家で、本日授業でやったように、毎日しっかり勉強してきてください。