★例題に当てはめ、類題を解くだけでは?

★例題に当てはめ、類題を解くだけでは?

確かに、例題をよく理解して、それに当てはめ、数多くの類題を解くことによって、テスト問題で得点することはできるが、それでわかるような気になっては困るのである。

当てはめによって、すらすら問題が解ける場合もあるが、それは、こういう問題はこういう方法で解くといういくつものパターンを覚えてしまい、それに当てはめてしまえば、それで、得点できてしまう場合も多々あるがそれは、あくまでも限られた問題であり、応用問題や総合問題では、必ずしもそんな簡単にはいかないことも結構ある。

当塾では、そのような場合(応用問題や総合問題の場合)どういったことに気をつけて問題に取り組んだらよいかという点を今年度の課題として授業に取り組んでいる。

やはり、構造的、体系的理解に焦点をあて、現在理解されていない部分はどこで、ある程度そこまでもどって学習しなおさなければ、本当の理解にはならないのである。

点数が上がったとしても、理解がともなわないでただ当てはめによって、できた場合は、決して有頂天になってはいけないということをわかってほしいと思っている。

何年か在籍している生徒は塾に入りたてのころは、「解き方・やり方だけを教えてください。」と言っていたが、近頃は「自分では、このように考えているのですが、どうですか?」という質問に変わってきたのである。

特に11月生の新設クラスはこの点を重視するつもりである。