★テスト対策 【中学英語長文問題について】

★テスト対策 【中学英語長文問題について】

テスト対策の時、机間巡視をしていると、長文を丁寧に読まずに、問題文から読んでいる生徒がいた。

彼が言うには、一字一句読んでいたら、時間が無くなると学校の先生が言っていたそうだ。

確かにそれも事実かもしれないが、きちんと、厳密に読んでいくという姿勢は、後の問題に正確に答えるためには、どうしても必要不可欠である。

きちんと読むためには、構文がどうなっているか、という英文の骨格がしっかりとつかめていないとならない。

そのためには、前置詞+名詞、従属節、既習のその他の文法事項などがどういう形でその英文に入っているかの確認が自分でできなければならない。

itやthatのさす内容が常に何を指しているかを代入しながら読み進めていくことも大事である。

そして、文脈についてもしっかり把握する必要がある。勝手な読み違いがあると話の流れにつじつまが合わなくなることもあり、そのことに敏感になり、自分でもう一度読み直してみる姿勢は、英文読解において非常に大切である。

そんなわけで、あえて、問題はやらせず、わからない文法事項はすべて事細かく指導し、きちんと全訳させてみた。

自分なりに長文の文法の重要事項をノートに書き写していたので、20分以上かかってしまった。

しかし、それから問題を解かせてみたら、すらすらと完全に解いていた。

本人は、今までの問題文から読み、その箇所らしきところをササっと読むという自分の行ってきた長文問題の取り組み方におおいに反省していたようである。

次のページの英文長文問題には、今までと違い、最初から一行ずつ、きっちり目を通していた。